成約率の高いクロージングテクニックとは?営業はギブアンドテイク

クロージングの極意 営業スキル

こんにちは、つくるです。今回は営業であれば出来ないとやばい、「クロージング」がテーマです。

・会社の新人研修で、ひたすら、「必ずクロージングしましょう!」と教わりませんでしたか?
・とりあえず商品名をコールするだけで、クロージングを「したつもり」になっていませんか?

クロージングは、相手に正しく伝わらなければ意味がありません。つまり、成約には至らないのです。皆さんは、成約に繋がる、価値あるクロージングが出来ているでしょうか?

そこで今回は、「顧客に伝わる」クロージングテクニックの極意をお伝えします。大切なことはただ1点のみ。お願いされたら、お願いする。そう、ギブアンドテイクです。

つくるのプロフィール
  • 1施設の担当顧客数は50人以上(全国含む)
    毎週のように全国を飛び回り、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアなど海外出張経験も多数。
  • マーケティングを経て現在は営業企画関連の職種を担当。

クロージングはギブアンドテイク

ギブアンドテイク

ギブアンドテイクとはいえ、いきなり、わたしはここまでやったんだからあなたもこうしてちょうだい、と迫るのは、ただのやばい人です。恩に着せてる状態ですよね。

大切なことは、ギブアンドテイクをできる状態までもっていくことです。では、どうするか。ポイントを3つ伝授します。

・自己開示する
・ウソはつかない
・お願いされたら、お願いしよう

ひとつずつ見ていきましょう。

自己開示する

まずは自己開示をすることです。注意いただきたいのは、自分個人のことをあけすけに話すことではありません。

この場合の「自己開示」とは、

出来ること、出来ないことを明示すること

顧客に良く思われたいばかりに、ついなんでも、「出来ます」と返事していませんか。意外ですが、「出来ないこと」=「ネガティブリスト」を顧客に提示すると、行動に移してくれる場合があるのです。

なぜなら納得しているから。なんでもかんでもハイハイ言う人よりも、出来ないことも明確にしてくれる人の方が、信頼できると思いませんか。

ウソはつかない

セールスしている製品はもちろん、あなた自身についても、ウソはつかないことです。もちろん人として当たり前のことなんですが、無意識にウソをついてしまう人っていますよね。

例えば、先ほどの「出来ること・出来ないこと」。実は全然出来ないのに、「大丈夫!出来まーす!」や、「了解しました!」といとも簡単に言ってしまう人は要注意です。

本人もほぼ無意識なので、軽~く「出来ます」「了解です」と言っていることに気がついていません。

あまりにも連発していると、それ、ホントに了解してる?出来るの?と徐々に信頼を下げていることも…。つまり、

実際にできなかったときのリスクのほうが大きい

当たり前のことを当たり前にできない人が、世の中にはたくさんいます。「肝に銘じる」ぐらいでちょうどいいのです。

お願いされたら、お願いしよう

・自己開示する
・ウソをつかない

を常に心がけた上で、クロージングに入りましょう。ギブアンドテイクの登場です。そう、顧客からお願いされたら、こちらもお願いをします

お願いするときは、ぶっちゃけてお願いする。遠まわし・回りくどい言い方はNG

恋愛と同じで…、腹を割ってぶっちゃけて話した方が、進展しやすいからです。

ギブアンドテイクが必須な理由は、

・はっきりお願いしないと、伝わらないから
・あなたにやってもらうばかりだと、顧客もだんだんお願いできなくなるから
・交渉がしやすくなるから

お願いされるばかりではなく、こちら側のお願いをきいてもらったほうが、健全な関係です。

「ここまでは出来るけど、これ以上はNGです」
「ルール上だめなんです」

など、ウソをつかずに伝えた方が、顧客も歩み寄ってくれて、交渉がスムーズに進みますよね。

「以心伝心」は、あくまでもこれまでの積み重ねの上に生まれるもの。「伝え合うこと」を重ねた結果の以心伝心です。

クロージングの2つの文脈

クロージングの文脈

相手の行動を変えるためにするのがクロージングです。「相手の行動を変える」、その文脈はたった2つです。

①あなたにとって、本当に価値があるから、使って(買って)ほしいんです
②わたしのために使って(買って)ほしい。わたしはあなたにこうしてほしいんです

この、どちらかしかないのです。違いがわかりますか?それぞれ解説しますね。

文脈1 あなた(顧客)のために

顧客に、シンプルにメリットがあることを訴えかけるタイプです。「もうかる」「得をする」もこちらにあたります。

顧客があなたの提示する価値に共感すれば、ヒット。価値が見合わないと判断すれば、潔く引きましょう。相手のフィロソフィーにマッチしないものを押し続けても、滑るだけですからね。

続いてもうひとつは、もっと相手の行動を促す文脈です。

文脈2 わたしはあなた(顧客)にしてほしい

顧客に成約してもらうことで、実はこちら側にもメリットがあるんですよ、だから使って(買って)ください、と訴えるやり方です。

人は誰しも、他人から良く思われたい、モテたいと思うもの。「あなたに成約してもらえたら、わたしの評価にも繋がるんですよ、だから成約してほしい」と言われたら、どうでしょうか。

悪い気はしないですよね。

武田鉄矢も、100回プロポーズし続けたら101回目にはOKもらえましたし

お願いするときは、自分のお金(実績)にはね返るお願いをする

以下のような、実績に直結しないお願いはやめましょう。

・講演会やセミナーのお誘い
・その他の勧誘
・雑事の代行

など。お金にならないお願いをするのは、ただの便利屋です。

クロージングテクニックのまとめ

クロージングの極意まとめ

新人時代は、習ったばかりの「クロージング」をしなければと、前のめりになりがちです。

でも、そんなに格好つけずに、「顧客からお願いされたから、こちらもお願いしよう」くらいの軽いスタンスでいいのです。

ポイントは、

ウソはつかず、出来ることと出来ないことをはっきりと伝える

クロージングの文脈は、①もうかる ②モテたい と連動している

自分の実績にはね返るお願いをする

の3つです。ぜひ、明日からと言わず今日から、心がけてみてください。今日、このブログに出会えたあなたはラッキーです。

それでは、次回の営業あるあるでお会いしましょう。

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